ドイツを離れ、目指すはイタリアのヴェネテツィア。電車は途中オーストリアを跨ぎました。
移動中、電車内のアナウンス。
「レディ~ス、エ~ン、ジェントルマン、ウィ~ ウィル……」
すさまじい発音の英語がスピーカーから流れてきました。
「こんな英語今まで聞いたことないわ(英語)」
と、周りにいたお客さんの中には、笑い出す人も……。
私は驚きはしましたが、笑えなかったです。確かに、ある意味、私自身もびっくりするような発音でした。第二言語って難しいですよね。母国語の影響だってあります。それぞれ自分のイントネーション、話し方に特徴がでてきます。
それでも、堂々とした声でアナウンスは続きました。「これでも英語って通じるよね。うん!」と、少し勇気をもらいました。
完璧な英語なんて、どこにもないんですよね。
ヨーロッパ鉄等周遊の旅⑧イタリア編ヴェネツィア
水の都ヴェネツィアに到着しました。
運河に沿って並ぶ街並み。この雰囲気、たまりません!
まるでディ〇ニーシーみたいだと一瞬思いましたが、逆ですね(笑)
夜景も綺麗。
イタリアの夜は怖いと思う人がいるかもしれません。しかし、ヴェネツィアは比較的治安が良い場所だと言われています。とはいえ、やはり日本にいる時より警戒はしてましたけどね。
さてヴェネツィアの街は運河の街。なので歩いて目的地まで行くのは、橋を渡ったり、遠回したり、少し大変です。そんな時役に立つのが……、
ヴァポレット
ヴェネツィアでの主な交通手段は船。街には水上バスが通っていて、写真のような水上バス停が至る所にあります。
さすが運河の街。普通のバスじゃなくて、船バスなんですから! 水上バスだけで、街の主要な場所に行くことができます。ちょっと離れた島にもいけましたよ。
水上バスから外を眺めるだけでも楽しかったです。ちなみにヴェネツィアの街には車が一台もありません。運河を通る船が街の人達の重要な移動手段となっているんですね。
ゴンドラ・水上タクシー
他に運河上を移動する乗り物は、ゴンドラに水上タクシー。
写真真ん中に映っているのがゴンドラ。ヴェネツィアのゴンドラは有名ですね。水上タクシーが、写真の右に半分だけ写っています。水上タクシーとゴンドラは高いので、乗りませんでした。
名所も水上バスが自然に通るので、水上バスだけでも十分。こういう細い水路には入れませんがね。ゴンドラにはゴンドラの良さがあるとは思いますが、当時の私には妥協できる金額ではありませんでした。
ヴェネツィアの街歩き
正直、街をぶらぶらするだけでも楽しいヴェネツィアの街。
テーマパークには無い生活感を感じられるのもGOOD!
ただ、ヴェネツィアにはそれだけでなく、様々な名所もあります。
リアルト橋
街のほぼ中心に架かるリアルト橋。大運河にかかっているので、水上バスからも観ることができした。また街のほぼ中心ということで、いろいろと目印にもなりますね。
サンマルコ広場
ヴェネツィアでもっとも有名な場所、サン・マルコ広場。右に見える建物がドゥカーレ宮。右奥にある建物がサン・マルコ寺院です。
気づいた方もいるかもしれませんが、広場には鳩がたくさんいました。しかも、この鳩達、とっても人に慣れています。だってほら、
腕のり鳩♪ 腕に乗ってくるんですよ! でも、ただではやってきませんよ。エサがないと来てくれません(笑)
サン・マルコ広場では1ユーロで鳩の餌となる乾燥モロコシが売ってました。まんまと買ってしまいました。
でもこの鳩達、私的には サンマルコ広場の名物かと。
そしてサン・マルコ広場に象徴的なものと言えば……
この鐘楼ですね。高さは98.6m。エレベーターもあり、頂上に登る事ができます。私は登りませんでしたけどね……。なぜかって?
それは人がいっぱいだったから……(笑)
でも大丈夫。他にお勧めがあります。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ
サン・マルコ広場から運河を挟んですぐ近く。写真の中心には、先ほどのサン・マルコ広場が見えます。こちらは比較的空いているので、サン・マルコ広場の鐘楼を登る代わりにどうぞ。
街の様子を一望することができました。
水上バスも出てるので移動も簡単でした。
ため息の橋
ドゥカーレ宮殿の裏側にある「ため息の橋」。どうしてため息という名が付いているか?
それは、この橋が宮殿の尋問室と牢獄を結んでいた為です。「囚人達がこの橋から見える最後のヴェネティアの景色を見てため息をついた」なんていう話からそう呼ばれています。
見所と言えば他にもきりがないほどあるヴェネツィア。ここも私のおすすめの場所です。
つづく……