行雲流水

禅僧(禅宗のお坊さん)が綴る発想の種。旅は、私に大きな影響与えてくれました。 旅は、今の私を形作る糧となりました。 旅は、仏教徒として、禅僧として今を生きる私の大事な一部となりました。

イギリス行くならここをおすすめ! 積み重なった歴史を感じられる港町ドーバー【旅の記録23】

実は私、イギリス滞在中、ドーバーへは2回行きました。

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イギリスの歴史上重要な位置を占めたドーバー

ドーバー海峡を挟み、フランスのカレーまで約34km。ヨーロッパ大陸から最も近い場所にあるのが、このドーバーです。

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ドーバーは古くから重要な港でした。

 どうしてそんなに重要なの? その理由をする知る上でも、歴史を学ぶ上でも、見所となるのがドーバー城

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ローマ時代から世界大戦まで。いくつもの歴史が折り重なっています。建造物を含め、歴史上ここで起こったさまざまの出来事を感じさせるものが、広い敷地を使って展示されていました。

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ちょっと見にくいですが、手元に残っていたドーバー城の全景イラスト。

 

ドーバー城の歴史

古代ローマ時代(西暦50年)

さて年代順からまとめていくと、最も古い時代で古代ローマ時代。 右の塔が英国最古の建造物とも言われている古代ローマ時代の灯台

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50年くらいには建っていたそうです。今から2000年程前ですか……。しかし、ローマ人が去った後、一度廃墟になりました。そしてこの灯台は後の1400年代に、最上部が教会のベルタワーとして再建されたそうです。

 

アングロサクソン人の時代(約5世紀)

ドーバーに城塞が築かれたのは、アングロサクソン人の時代。5世紀頃に、この地にやってきた部族の総称がアングロサクソン人らしい。

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その城塞は、ドーバー城が建てられる上で基礎の一部となりました。

 

フランス襲来(1216年)

1216年にドーバーはフランスの襲来を受けました。そして見事撃退。その時の歴史的な説明も城内に展示されていました。

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 歴史上古くから要塞として使われていたこともあってか……。城の中だけでなく外も迷路のようでした。

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近代(1800年~)

そして更に近代においても、ドーバーは重要拠点。

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1800年頃、砲台として使われたんだろうと思える場所もあれば……、

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戦時中に増築されたのであろうと思える建物も敷地内に見られます。 

実はドーバーは、第二次世界大戦中、基地として使用されました。ドーバーには、崖を掘って作られた広大な地下トンネルがあります。歴史的な建築物が多くあるこの場所。その地下にまさか基地があるとは思いもしませんでした。

 

最後に

時代が折り重なっていることが肌身で感じられるドーバー城。ここも私お勧めの場所です。重要拠点ということもあり、高台にあるドーバーからの眺めは最高。

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天気の良い日はゆっくりと眺めていたくなります。


つづく……