ドイツではマリア昇天祭という祝日。フュッセンを後にし、ミュンヘンへ向かいました。移動の列車内で気になるマークを発見。今回はその話にも触れましょう。
ヨーロッパ鉄道周遊の旅⑦ ドイツ編ミュンヘン
ドイツのミュンヘンにやってきました。ここに来た時はちょうど祝日で町全体がお休みモードでした。
マリア昇天祭(Mariä Himmelfahrt)
マリア昇天祭、別名聖母の被昇天とも言われるドイツの祝日。ドイツ全土というわけではなく、どうやらミュンヘンを含むバイエルン州やザールランド州だけの祝日らしいです。
一般の観光客だと、町全体が休日モードで少し残念かもしれません。しかし、私は折角の機会なので、教会へ見学に行ってきました。こういうタイミングでないと見れないものですからね。
大聖堂には多くの人たちがいました。
この聖母マリアの昇天祭はキリスト教カトリックの信仰。聖母マリアが最期に肉体と霊魂を伴って天国へ召されたのを記念して、この祝日が制定されららしいです。 日本のカトリック教会でもあるらしいですが、私はドイツで観たのが初めて。
日本では8月15日と言えばお盆にあたるので、なかなか日本のマリア昇天祭が表立つことがないのかもしれませんね。 まぁでも、誕生日ならお釈迦さんよりイエスキリストの方が有名かなぁ。4月8日のはなまつりと12月25日のクリスマス、皆さんはどちらの方がご存知でしょうか?
白ソーセージ
ミュンヘンでは白ソーセージを食べました。真っ白なソーセージってイメージできますか? これはドイツで絶対食べようと思っていたものです。
ほかのソーセージに比べたら少しばかり値段は張りました。しかし、その分なんだかゴージャスな感じ。
ゆで上げられた白ソーセージが専用の銀の入れ物に入れられて運ばれてきました。中にはお湯と白ソーセージが入っていて、そこからソーセージを取る専用のハサミみたいなトングで取り上げます。ナイフとフォークで丁寧に切りながら、一緒についてきたソースにつけて食べました。パンも一緒についてきましたよ。
せっかくなので、ビールと一緒にソーセージを頂きました。美味しかったです。
色々なマーク
旅をしている間に見かけた色々なマーク。さすが海外。日本では見かけないマークばかりです。直観的に危険などを知らせてくれるマーク。でも中には、不思議に思ったり、突っ込みたくなったり、他のイメージが膨らんだりするマークがありました。
引き込まれ注意かな? 電車が通るとなんだかそちらへ引き込まれそうになるあの感覚を想像します。
上は感電注意かな……。でもなんだか激しい絵に見えるのは気のせいでしょうか。下は乗り込むなってことなんでしょうけど、乗り込む人いるんでしょうかね。
電車のドアについてあったマーク。こういう人型マークばっかりみていると、なんだか、子供が駄々をこねているように見えました。たぶん、転落注意なのだろうとは思いますが……(笑)
一見わかりそうでわからないマーク。トラックは10時~16時まで通行OK。バイクは18時~6時まで通行OK。って、バイク夜しか通行できないのだろうか……と疑問。
列車内のマーク。 右は窓開けてOK。だとしたら左はポイ捨てOK……? う~ん。ちゃんとした意味もあるのでしょうけど……どうなんでしょう。
コミュニケーション
絵は直観的に理解できますが、言葉と違って認識の幅が大きいですよね。いろんな解釈ができるというか、受け取り方の幅が広いというか。でも逆に言葉は認識の幅を小さくできますが、言い表せてないことが多いですよね。
上記で白ソーセージ食べた時のことを詳しく書きました。皆さんは先の文章でどんな状況をイメージしたでしょうか?
実際こんな状況だったのですが、皆さんのイメージはこれと合致していましたか? 状況を詳しく書くより見た方が早いですよね。絵と言葉があってより伝えやすくなりました。
しかし、これでもまだ一面なんですよね。私の記憶の中には、持って来たウェイターの姿や大きなレストランの様子など、まだまだたくさんの風景があります。
どちらにせよ、伝える側と受け取る側で、認識のズレって必ず起こること。伝える側も大事だけど、受け取る側もどう受け取るかって大事なこと。相手の言ったことを理解したつもりでも、向こうの本意と違うことがあります。逆にちゃんと伝えたつもりでも、誤って理解されていることがあります。
伝えたかった事と伝えた事は違う。また伝えたかった事と伝わった事は違う。
このズレが大きくなればなるほど、お互いの間に摩擦が生じやすいのかも。コミュニケーションは当たり前にやっていることで、本当に難しいことですね。