イギリス留学カンタベリー編⑥ NEWホストファミリー
イギリスへ留学して、数週間でホストファミリーをチェンジ。きっかけは鍵(詳細【旅の記録10】)でした。
新しくお世話になるホストファミリーは、ちゃんと「鍵」をくれました。
出入り自由にできる家、他にもドリンクフリーの飲み物(紅茶)やWifiなど。以前のホストファミリーと比べると全然違います。
さて、居心地はどうかといえば、正直、コメントに困る所です。まずはじめに、滞在してすぐに謎のブツブツが腕や足に。どうやら原因は、ホストファミリーが室内で飼っているペットのノミ。ブツブツになった皮膚を見せて話してもみても、「平気平気」と言われる始末。
それとまぁ、ホストファミリーの以前の職業柄なのか、何をするにも命令口調。なんというか、必要なものはそろえてあるのですが、管理下に置かれている気分。 一応、自由というか自主性はあるんですけど、何だか逆らえないって感じです。
でもまぁ、前回よりは環境的に恵まれている。それにまた結果として問題起こしたとなったら、学校もどう思うか……。などなど、色んな所に気を使って、色々考えてしまいました。
今だから思えるのですが、不服があるならはっきりと申し出るべき。
ホームステイといっても、サイドビジネス的にやっている所もあります。また学校側は学校側でそういう契約みたいですし、案外クールというか事務的です。もちろん、そういう契約云々の話には到底ならないような、アットホームに迎えてくれるホストファミリーもいるようですが、何処に当たるかは運次第です。
誤解のないように付け加えておきますが、学校もしっかりした学校でしたよ。
まぁ、おかげでいろんな家庭があるんだなって、一つ勉強になりました。
命令口調なホストファミリー
新しいホストファミリーは、何をするにも命令口調。でもそのおかげ(?)か、イギリスの常識やマナーを知れる機会は多くありました。
例えば……
「お願いする時は必ずpleaseをつけろ」
これは基本。
「Would you like a cup of tea? (紅茶いる?」
日本人は応えるのに必死で「Yes」だけ言ってしまいがちですが、必ず
「Yes, "please"」
と、"please"を言う事。
「Would you like something to drink(何か飲み物いる?)」の場合も同じ。応えるのに必死で「Tea」とか「Coffee」とかで答えてしまいがちですが、必ず「Tea, please」「Coffee,please」と言う事。
別に目上の人とか、家族とか、レストランとか、どことか関係なく、必ずお願いする時は誰でもあっても「Please」を付けます。私最初付けなかったから厳しく言われました。
イギリスでは立場や場所に関係なく、お願いする場合は必ずつける言葉なので、いろんな場面で役立ちます。与える印象が全く違います。
「食事中に鼻をすするな」
私は大の花粉症です。そして、実はイギリスでも花粉症はあります。むしろ、花粉症を発見されたのはイギリスが最初なんです。まぁ花粉症自体は世界中どこでもあるらしく、反応する花粉があればどこでも症状がでます。私もイギリスでは花粉症がひどかったです。
日本では食事中、鼻をかむのはNGっていう人がたまにいます。大きな音もでるし、鼻をかむ時は中座した方がいいと言われたりもしますね。一方、鼻をすする方は、日本ではあまり厳密に決まっていないように思いますが、食事中に鼻をすすっても大丈夫な感覚の人は多いのではないでしょうか?
イギリスでは、というか、だいたい欧米では、食事中に鼻をすするのは絶対NGです。鼻をかむのは全然問題ないので、むしろ音を出しても構わないので、しっかりと鼻をかんでください。これも厳しく言われましたね。
最後に
私もイギリスのマナーが書かれている本に、一応目を通してはいたのですが、読むのとと実際やるとでは大違い。読んでいるつもりで頭に入ってないこともありますしね。なので、そういう意味では非常に勉強になりました。
実際、コミュニケーションを取る上では、作法(マナー)は重要です。
その国のマナーを知らないと、知らず知らずの間に相手を不快にさせていることもありますし、可能な限り知っておくと、きっと役に立ちます。
つづく……